今回は給食を無理やり食べさせる保育園があるのか?というテーマでお話をしていきます。
保育園といえば美味しい給食です!
しかし、子どもにも好き嫌いがあったり食べれる量に個人差があったりしますよね。
それなのに、無理やり子どもに食べさせようとする保育園があるというのです。
本当に給食を無理やり食べさせる保育園があるのか、現場で聞いた話をもとにお話していきます。
あわせて、給食を無理やり食べさせるのをやめてもらう方法や保育園で実際に行っている給食をあまり食べないこどもへの対応もご紹介していきます!
給食を無理やり食べさせる保育園がある?
保育士をしているといろんな保育園の情報が入ってきます。
あまり言いたくないことですが、残念ながら給食を無理やり食べさせる保育園は存在します。
そんな保育園があるのかとびっくりしますよね。
私自身もその話を聞いたときはとても驚きました!
給食を無理やり食べさせられて楽しい給食の時間になるはずありません。
たしかに、好き嫌いが激しい子どもも多いです。
しかし、そこで無理やり食べさせなくても食べてもらえるようにするのが保育士です。
苦手なものは1口から始め、「食べれる!」という自信をつけたり完食できる喜びを感じられるように量を調節したりしています。
給食を無理やり食べさせる保育園には「給食を残せない雰囲気」があるそうです。
給食を残すと主任の保育士や給食の先生に嫌な顔をされたり、先輩保育士に「どうして食べさせられないの?」と責められたりすることもあるそうです。
本当は子どもに楽しく給食を食べてもらいたいと思っていても、そのような周りの雰囲気があると「子どもに給食を無理やり食べさせる」という行動に繋がるのだそうです。
子ども達には給食の時間が楽しいと思ってもらうことも食育の1つです!
「みんなで食べるとおいしい!」
「食べれなかったものが食べれるようになった!」
「初めて食べたけどおいしい!」
給食を通して子ども達はたくさんのことを学んだり感じたりしています。
どの保育園に通う子どもにも給食を食べる楽しさや美味しさを感じてほいしいものです!
給食を無理やり食べさせるのをやめてもらうには?
給食を無理やり食べさせるなんて今すぐやめてもらいたいですよね!
まずは、担任の先生に保育園での給食時間の様子を聞いてみましょう!
「家であまり食べないから保育園でも先生達を困らせてませんか~?」
などと柔らかく聞いてみましょう。
あわせて、給食を残すお友だちがいるかも聞いてみるといいですね!
給食を残すお友だちはたくさんいるということだと給食を無理やり食べさせている可能性は低いです。
また、子どもが
「全部食べないと怒られる」
「給食の時間が嫌だ」
と言っている場合は対応が変わってきますよね。
その場合は、1人で保育園に相談するのではなく周りのお母さん達にも話を聞いてみてから相談する方法が効果的です!
保育園側も、園の方針で「給食を残さない!」としている保育園も多いです。
そのような保育園の保育園の方針を見直してもらうためにも複数の保護者からの意見というのは効果的です。
「給食は残さない!」という園の方針が変われば給食を無理やり食べさせるという保育士達の対応も必ず変わります!
保育園にこのような相談をするのはとても勇気がいる行動だと思います。
無理のないよう話を進めていきましょう。
保育園に通う子どもにとって給食は毎日のことです。
「食事をすることは楽しい!」と思えるような保育園が当たり前になってくれると良いですね。
給食を食べない子どもへの保育園の対応
最後に保育園では、給食を食べない子どもへはどのように対応しているかをお話します!
ここでは3つ紹介します。
苦手なものは米粒1粒程度から
ほんとうに米粒くらいの量から始めていきます。
味がしない量というのがポイントです!
味がしない程度の量ならなんとか食べれますよね。
好きなものに乗せてあげても構いません。
「口に入れることができた!」という事実が大切なのです。
そこで食べれたことを褒められると「自分は食べることができるんだ!」と自信を持つことができます。
そして、次に苦手なものが出た時も「この前できたから今日もできる!」とチャレンジすることができるようになるのです。
目の前で量を減らす
食べてほしい量を一度目の前に並べます。
それを子どもの目の前でどんどん減らしていきます。
「多いな~」と感じていたところから、減らしてもらうことで「このくらいなら食べれそう!」という気持ちになります。
少ない量でも「残さず食べることができた!」という経験を積み重ねていくのです。
みんなより早く食べ始める
これは保育園ならではですね。
とても単純なことですが食べるスピードがゆっくりな子どもはみんなで「いただきます。」をするから食べるのが遅くなってしまうのです。
子どもに合わせて保育士さんが柔軟に対応することが大切だということですね
まとめ
現場の保育士は給食をめぐり、その子どもにはどの対応が効果的だったかを日々試行錯誤しています。
先ほどのことを試して全く効果がなかったが、急に食べれるよになった子どももいます。
食べれる量、スピード、好き嫌いなどは本当に子どもによって様々だと、保育園で働くなかで日々感じています。
保育園によっても、もともと給食の量が少なかったり、多かったりします。
だいたいの保育園では今日の給食を写真や実物で飾っておいてくれますが、やはり、担任とのやり取りを通して家庭での様子を伝えることで保育士も給食の様子をこまめに知らせてくれるようになります!
給食は小学校に上がってからも続くもので、食べることが好きではない子どもにとっては悩みの種です。
とくに年長の担任保育士は「小学校に上がってから子ども達が困らないように」という思いもあり、全部食べれるように指導していることも多いです。
どの保育園も給食の時間が遊びと同じくらい楽しい時間になるといいですね!
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